代表あいさつ

 PEACE は、今年で創立10周年を迎えました。

 コートの中ではお互いを刺激し合い切磋琢磨し、コートを一歩離れたところでは仲良く助け合えるチームに...と願いを込め、『 PEACE 』と名付けました。

 PEACEではバドミントンの技術だけでなく、『 挨拶 』や『 返事 』、『 礼儀 』や目上の人に対する『 言葉遣い 』、『 集団生活におけるルール 』、合宿や遠征等では『 食事のマナー 』等も、厳しく指導しております。時には、生活態度への指導をすることもあります。

 スポーツ選手としては勿論、一人の人間として、色々なことが出来る人、色々なことに気付ける人になってほしい!

 そして、そのバドミントン以外のことをきちんと出来る子が、大事な試合で勝ち抜いていけるのです。

現在在籍しているPEACEの子供達の中にも色々な子がおり、バドミントンを始めた理由も様々です。

 全国大会優勝を目指している子は勿論、運動が苦手で運動能力の向上を目的としている子、人とのコミュニケーションが苦手な子、学校生活や友人関係がうまくいっていない子、生まれつき障害のある子...

 各々の目標も違い、色々な事情を抱えた子もいますが、PEACEに入ってきた全ての子供達に、このバドミントンというスポーツを通して 『 自分に自信を持つ 』ことが出来るようになってほしいと思っています。

 当クラブでは、毎日同じことの練習を積み重ねながら、一つの目標を持ち、それを達成するために計画を立て、頑張る精神力をつけていきます。

 小さな目標を1つずつ達成することを繰り返していくと、自信がついていきます。

 練習に来ると学校以外の友達がいて、同じ目標を持ち苦しい時も一緒に頑張れる『 仲間 』が出来ます。練習では、上の子が下の子の面倒をみ、下の者は上の者を敬う...当たり前のことですが、PEACEの子供達には、

『 自分のことだけではなく、周りのことにも気が付く子 』
『 自分の言葉で、考えや意見を言える子 』

になってほしい!

 指導する上で、限られた練習時間の中で全ての子供達とコミュニケーションをとることは難しいですが、出来るだけ一人一人と話をし触れ合う時間をとることを、一番に心がけています。

 子供達との信頼関係があってこそ、日々の練習もより有意義なものになり、試合での苦しい場面も一緒に乗り切れるのです。

 子供達が今、何を考え、何を目指し、何に悩んでいるのか...少しでも多く気付けるよう、私だけでは足りないところを沢山のコーチの方に助けてもらいながら、努めてまいりたいと思っております。
 
 そしてPEACEの子供達には、

ただ強いだけではなく、自分と関わる周り全ての人から好かれる子であってほしい...

そう願っております。

                   平成28年8月
PEACE ジュニア
代表  若林 邦任